……もしかして。 私の格好を他の人に見られたくないから、こんなことしたのかな。 それってやきもちかな。 唯くん、私に触れたいって、思ってくれたのかな。 「……じゃあ戻るか」 海から出ようとする唯くんの背中が、水に濡れて艶っぽい。程よくついた筋肉が色っぽい。 そんな背中を見ていたら、なんだか無性に触れたくなってしまって。 ぎゅう、とその背中に抱きついた。 「え……」 「私も触りたくなっちゃった」 「……はぁ、お前本当にバカ」 なんでバカなの……!?