キャンプ。
ロマンがないな。
まあ、これ、言ってみれば、蚊帳だし、と思ってリングから下がるカーテンを見上げていると、
「嘘だよ。
お城の奥に居るお姫様の許に忍んできたみたいでいいな」
と明日実の側に手をつき、キスして来ようとする。
「いやっ、あのっ、今日はもう寝ますからっ」
と飛んで逃げた明日実は、壁に背中をぶつけた。
「いっ、言わなかったですかっ?
今日はもうボロボロなんですっ」
と訴えると、貴継は眉をひそめ、
「今日も、だろ?
疲れて俺の相手が出来ないのなら、会社なんぞ辞めてしまえ」
と暴言を吐く。
おい、こら、人事部長さま。
「お。
そうだ」
と貴継は、ふいに思い出したように言ってきた。
「さっき、待ち合わせ場所に行く前に、ケーキを買ってやったんだった。
ありがたくいただけ」
ロマンがないな。
まあ、これ、言ってみれば、蚊帳だし、と思ってリングから下がるカーテンを見上げていると、
「嘘だよ。
お城の奥に居るお姫様の許に忍んできたみたいでいいな」
と明日実の側に手をつき、キスして来ようとする。
「いやっ、あのっ、今日はもう寝ますからっ」
と飛んで逃げた明日実は、壁に背中をぶつけた。
「いっ、言わなかったですかっ?
今日はもうボロボロなんですっ」
と訴えると、貴継は眉をひそめ、
「今日も、だろ?
疲れて俺の相手が出来ないのなら、会社なんぞ辞めてしまえ」
と暴言を吐く。
おい、こら、人事部長さま。
「お。
そうだ」
と貴継は、ふいに思い出したように言ってきた。
「さっき、待ち合わせ場所に行く前に、ケーキを買ってやったんだった。
ありがたくいただけ」



