「おにいさま、貴継さんの番号、ご存知ないでしょう?」
と言うと、
「いや、あの男は知ってそうだ」
と言いながら、着信を確認する。
「……親父じゃないか」
えっ?
お父様?
「キャンディさんが危篤だとか、遠くの水族館に送られるとか言うのでない限り怒るぞ」
と言いながらそれを取る。
お父様がじゃなくて、キャンディさんがですか?
と苦笑いする。
まあ、照れ隠しなんだろうな、と思っていると、
『貴継、今から来なさい』
と言う、調教しているときとは、全然違う声が漏れ聞こえてきた。
「なに命令して……」
『ちゃんとした格好をして来なさい。
明日実さんは連れてこないで。
……お前をかばって右往左往しそうだから』
貴継は黙り込む。
なにか、嫌な感じかするなと思っていた。
「わ、私も隠れてついていきます」
と言ったが、携帯を切った貴継に、頭をぽんぽんと叩かれる。
「いいから。
なにか食べて先に寝てろ。
もしかしたら、長くなるかもしれないから」
貴継は、一点を見て、なにか考えながら言ってくる。
と言うと、
「いや、あの男は知ってそうだ」
と言いながら、着信を確認する。
「……親父じゃないか」
えっ?
お父様?
「キャンディさんが危篤だとか、遠くの水族館に送られるとか言うのでない限り怒るぞ」
と言いながらそれを取る。
お父様がじゃなくて、キャンディさんがですか?
と苦笑いする。
まあ、照れ隠しなんだろうな、と思っていると、
『貴継、今から来なさい』
と言う、調教しているときとは、全然違う声が漏れ聞こえてきた。
「なに命令して……」
『ちゃんとした格好をして来なさい。
明日実さんは連れてこないで。
……お前をかばって右往左往しそうだから』
貴継は黙り込む。
なにか、嫌な感じかするなと思っていた。
「わ、私も隠れてついていきます」
と言ったが、携帯を切った貴継に、頭をぽんぽんと叩かれる。
「いいから。
なにか食べて先に寝てろ。
もしかしたら、長くなるかもしれないから」
貴継は、一点を見て、なにか考えながら言ってくる。



