アイ・ラブ・ユーの先で



わたしと先輩は、死ぬまで、もう二度と会わないのかもしれない。

これは、9年前にしたお別れとは、きっと違う。


そういうことを考えては、身勝手に、たくさん泣いた。
やっぱり、いつも、ひとりのときに泣いた。

そんなのにはずいぶん慣れっこのなずなのに、ここ最近はいつも隣に昂弥先輩がいてくれたせいなのか、ティラちゃんを抱きしめても、クチビルを抱きしめても、効果はてんで無い。



あまりにも奇跡的で幸福だった毎日を、すっかり忘れてしまえる日なんかはきっと永遠に来ないのだろう。


それでも、いつか、過去のことにはなってくれるだろうか。

わけのわからないさみしさにどうしようもなくなりそうなとき、さとくんと過ごした特別な4日間が、いつもひそかに心の支えになってくれていたように。


昂弥先輩にもらったもの、ぜんぶちゃんと優しい思い出に変わって、

いつかの未来で泣いているわたしを守ってくれるようになるのだろうか。