「これから、もっと、たくさん話そう」
普段ぜんぜんしゃべらないし、肝心なところでどうなのって思うことも多かった、お父さん。
「みんなでご飯を食べたり、出かけたり、冗談言いあったり、喧嘩したりも、できるだけ多くしていこう。
それで、とことんわかりあったり、わかりあえないときは一緒に泣いたりもしあおう」
でも、やっぱり、この円形の支柱はお父さん以外に務まらないはずだと、しみじみ思う。
「志月。佳月。侑月。
お父さんとお母さんのところに生まれてきてくれて、本当にありがとう」
わたしは、この家族の真ん中の子どもとして生まれてきて、きっと、絶対によかった。



