・
:
☆
高校生どうしの“ふたり暮らし”は、必要最低限だらけのミニマムなものだった。
基本的に、寝て、起きるだけ。
食事は3食きっちりではなく、お腹がすいたタイミングで近くのファミレスで済ませたり、コンビニで軽食を買いこんだりしている。
シャワーは近所の古い銭湯へ、先輩が連れていってくれた。
クーラーのない環境で過ごす夏、毎日欠かさず全身を洗わないとべたつくのは面倒だけど、汗で水分が放出されているからか、トイレの頻度は少ないのでそれに関しては楽だ。
夏休み中の先輩は、やはり超絶多忙のアルバイターで、ほとんど一日中出かけていることが多い。
いったいひと月にいくらくらい稼いでいるのだろう。
この生活でなにかとお金を出しているのは、わずかなお小遣いしか持っていないわたしではなく、先輩だ。
彼がなんのためにそこまで稼いでいるのか、いまだにわからないけど、きっと使い道があってのバイト生活のはず。
家族に啖呵を切り、家出してきたわたしを養うためのものではないわけで、本当に申し訳なく感じているし、情けなくも思っている。
:
☆
高校生どうしの“ふたり暮らし”は、必要最低限だらけのミニマムなものだった。
基本的に、寝て、起きるだけ。
食事は3食きっちりではなく、お腹がすいたタイミングで近くのファミレスで済ませたり、コンビニで軽食を買いこんだりしている。
シャワーは近所の古い銭湯へ、先輩が連れていってくれた。
クーラーのない環境で過ごす夏、毎日欠かさず全身を洗わないとべたつくのは面倒だけど、汗で水分が放出されているからか、トイレの頻度は少ないのでそれに関しては楽だ。
夏休み中の先輩は、やはり超絶多忙のアルバイターで、ほとんど一日中出かけていることが多い。
いったいひと月にいくらくらい稼いでいるのだろう。
この生活でなにかとお金を出しているのは、わずかなお小遣いしか持っていないわたしではなく、先輩だ。
彼がなんのためにそこまで稼いでいるのか、いまだにわからないけど、きっと使い道があってのバイト生活のはず。
家族に啖呵を切り、家出してきたわたしを養うためのものではないわけで、本当に申し訳なく感じているし、情けなくも思っている。



