「そういえば咲、今日はどうするんだ?」

お母さんの作ってくれた味噌汁を飲んでいると、お父さんが聞いてきた。



そういえば明日は神社の祭りだったっけ。



「えっと、唯と吹を連れて買い物行ってくるよ。そのあとは巫女の子達と舞の最終確認」 



「そうか・・・」



「それじゃ俺は━━」



「皆は商店街の人達と打ち合わせにいってくれ。毎年のことだろ?伊織は私と神社の飾り付けな」



恐らく私に着いてこようとした皆をお父さんが、テキパキとした役割分坦を振って却下する。



「はーい」



「わかりました」



その様子を見て双子が笑う。



「皆にぃ、がっつきすぎ」 



「咲ねぇの買い物の手伝いぐらい俺達でも出来るよ」