雪の降る日に、願いを消して

そう言うと、駿はほほ笑んだ。


「そうだよな……大丈夫だよな」


「うん、絶対に大丈夫」


あたしは力強く頷いた。


「ねぇ鈴、あたしたちからも報告……」


紗英のおずおずとした声がきこえてきて、あたしはそちらへ顔を向けた。


見ると、紗英と聡樹が手を繋いでいる。


2人ともほんのりと頬をピンク色に染めている。


まさか……!


「あたし、鈴の愛情を見て思ったの。あたしも本物の愛情を確認したいって」


「嘘、紗英から告白したの!?」


驚いてそう聞くと、紗英は頷いた。


「うん」


「それは後で詳しく教えてもらわないとね」


あたしが意地悪くそう言うと、紗英は頬を真っ赤に染めて聡樹を見た。


聡樹も照れながらもとても幸せそうにほほ笑んでいる。


「俺たちからの報告はそれだけ。じゃぁ、また明日来るかな」


「うん。ありがとう、紗英、聡樹」


「俺も、可憐の様子を見に行かなくちゃな」


そう言い、駿も出口へと向かう。


「そっか。早くよくなるといいね」


「あぁ」