雪の降る日に、願いを消して

どうしてここにショウがいないの?


不安が渦のように湧いてくる。


「ショウは今……」


駿がそう言った時、病室のドアが開いた。


驚いて視線を向けると、その先にショウが立っていた。


「鈴!!」


ショウはこちらへ走ってくる。


しかしその右手は包帯で固定されていた。


「ショウ!!」


ショウがベッドに横になるあたしの体を抱きしめた。


とても暖かくて、優しい手。


一瞬ショウがあたしの代わりに死んでしまったのではないかと不安になった。


でも違ったんだ。


ショウはちゃんと生きている!


涙が浮かんできて視界が歪んだ。