雪の降る日に、願いを消して

そうだ。


あたしはあの日神社に行って、駿の願いを消すようにお願いしたんだ。


何度も何度も頭を下げて。


そしてあたしは光に包まれた。


体は半透明になり、命が消えるのを感じた。


だけどその時、ショウがあたしの指先に触れたんだ。


冷たい雪の後に感じた確かな温もり。


あれをあたしは覚えている。


「ショウ……ショウは?」


あたしはどうにか首を動かして周りを見た。


そこにショウの姿はない。


「ショウはあの時鈴の指先に触れて、鈴の体からショウの体へ電流が流れるように、体に衝撃を受けたんだ」


「え……?」


「あの時、鈴の体が完全に八つ裂きにされなかったのは、ショウとふれあい、衝撃が緩和されたからなんだ」


「じゃぁ……ショウは? ショウはどうなったの?」