丁度昼時で飲食店もフル稼働しているのだろう、あちこちから美味しそうな香りがしてきて、あたしのお腹がグーっと音を立てた。


「ははっ。とりあえずファミレスに入ろうか」


「うん」


聡樹に手を引かれて、あたしたちは一番近くのファミレスに向かったのだった。