冷たいなら


胸に着けている下着を取られ、それを男は投げ捨てた。


あたしは露わになった胸を見られたくなくて、必死に隠した。


「隠すなよ」


と呆気無く覆っていた腕を解放された。


そして2人の男があたしの胸を、欲望のまま貪る。


足もおっぴろげられ、抵抗するのを諦めたその時。



「沙里! …沙里!!」


あたしの名前を叫ぶ弘也の声が聞こえた。