時計を見てみると、約束の時間からもう一時間も経とうとしている。 もしかしたらまだ起きれてないのかもしれない。 電話をしてみることにした。 ……出ない。 寝ているのなら弘也の家に行った方が早いよね。 あたしはそう思って彼の家へと向かう。 その足取りが重くなることは決してない。 彼がどんな反応をしてくるのか考えるのが楽しかった。 すぐにそこに着いたあたしは、すぐに玄関のインターホンを押す。