「私はみんなと一緒にいたい。それが理由じゃダメ…かな?」


すごく単純な理由だと、自分でもわかっている。


出会って数時間。


だけどその数時間はとても充実して、私は心から楽しいと思えたんだ。


もっと一緒にいたい。


いろんなことして笑い合いたいって。


「…星南がそれでいいなら俺は何も言わねぇよ」


「「やったーー!!」」


そう叫ぶのは高松くんと美鈴ちゃん。


幸助先輩はニコニコと笑っていて、お兄ちゃんは苦笑いをしている。


ぼーっとみんなを見つめる私のところに、高松くんと美鈴ちゃんが駆け寄ってきた。


しかもすっごい笑顔で。


目なんてキラキラしてますよ。


その笑顔が少し怖くて後ずさりしてしまう私は悪くないよねっ?!


「やったっすね!これでいつでも遊べるっすよ!」


「星南と一緒にやりたいゲームあるんだよな!やり方教えるから一緒にやろうぜ!」


ゲームって…。


でも、それは歓迎されてるってことだよね?


嬉しい、かも。