はぁ…。


庵は絶対違うな。


だってあいつに秘密ごとが出来るとは思わねぇし。


となると…あいつら3人だな。


何も隠さなくてもいいのに。


俺だって一応幹部なのにさ。


「な、なのに!まさか姫だと思ってた女が紅炎だったなんてっ!!」


「姫とも言ってないから。勝手にそっちが勘違いしたんだよ」


本当の姫じゃないから、みんな姫なんて言わないしな。


勝手に勘違いして、勝手に突き落としてくれたわけだわ。


「くそっ!!」


「さて、と?俺としてはチームを解散させるということで解決にしたいんだがどうする?」


「っ…かい、さん…します…っ」


うんうん、いい判断だと思うぜ。


伊達と栞ちゃんの2人と、誰一人と欠けていない俺たちとじゃ、勝ち目はハッキリしてるもんな。


賢い選択だよ。


「よし、縛るぞ」


「「ロープ持ってきてー!」」


双子の声に下っ端たちがロープを持ってきて紫龍会を拘束。


これで、長くに渡った戦いが終わった…。