「さて、星南の記憶も戻ったし、決着をつけにいくか」


「そうだね。…って、私が行ったらmoonのみんな混乱しない?服装も…」


紅炎としての服はここにはないし、髪色だって…。


「ああ、それなら大丈夫だ」


「え?」


「ちゃんと持ってきた」


その言葉と共に現れたのは、私が紅炎の時によく着ていた服と特攻服。


ご丁寧にヘアカラースプレーまで。


ケンカしに来た割には大きい荷物だなぁって思ってたんだよね。


「ありがとう。さてと、みなさんが動く前に着替えますか」


紅色の蝶が描かれている黒色のパーカーを着る。


左側の髪を1束取ると、紅色のヘアカラースプレーを振りかける。


よし、完璧。


家帰ったらまた染めよっと。


最後に特攻服を羽織れば…紅炎の出来上がり!