「お前らは付き合ってんだよな?」
「へ?」
葛木先輩と私を指差して、横山さんは当たり前のような顔をした。
「聞いてどうとかじゃねーんだけど、時々見る感じでそう思ってな。でも葛木に彼女ってのも想像できんくてな」
何を言ってるんだと言葉も出ない。
葛木先輩を盗み見ればなんてない顔をして、枝豆を、口に運んでいた。
なんで!
「葛木がちゃんと彼氏できてるのか?」
か?と私に聞いてくる横山さんに、慌てて、
「か、彼氏とか彼女じゃないです!全然!葛木先輩もなんで否定しないんですか!」
手を左右に急いで振って否定する。
葛木先輩はそんな私をみて、すこーしだけ面白そうに笑った。
この人また私の反応みて楽しんでる、、、!
横山さんは、「はーなるほど。」と、なぜか葛木先輩を哀れんだ目で見ていた。


