「永松は、東京には帰るつもりはないのか?」

「ええ、玉木先輩なんですかさみしいんですか?」


なんて、にやにや聞くと、玉木先輩は、私のおでこにぺちんとデコピンをした。



「ひ、ひどい玉木先輩久しぶりに会ったのに」

「すまんつい」


額を抑えながら、


「今は関西で大学考えてます、、」


しょげながら渋々答えた。



「そうか」


なんだかやっぱりさみしそうな玉木先輩の声。


2年間おそばでマネージャーさせていただいてたんですから、それくらいの変化には気付きますよー!?先輩ー!?


とは、思うけれど、

多分玉木先輩の場合これ以上言うとまたデコピンが待ってる。



こわい上級生。