葛木先輩と永松さん



「手グセ悪い人発見」



「うわあっ!!」



完全にノーガードだった背後から、声が聞こえて想像以上にビクついてしまった。



忘れてた葛木先輩の存在!!



慌てて手紙も封に閉じずにアルバムごと本棚に直して、振り返れば



「わあ!!」



上半身裸の葛木先輩、
下半身バスタオル添え。





いや葛木先輩の上半身なんて部活でうんざりするくらい見てきたんだけど、

久しぶりだし、シチュエーションとかが、

いかんです!!!



慌てて背を向けて、目の前にあったベッドに顔を突っ伏した。




「なんで裸なんですかーー、!」


「服わすれちゃいましてー。ごめんごめん、服着ましたよー」


ポンっと肩に手がかかり、そろりと葛木先輩の方を向くと、



「うっそー」

「なっ!!先輩のあほ!!」



なんの代わり映えもしない葛木先輩が悪戯顔して私のすぐ後ろにしゃがんでるだけだった。