葛木先輩と永松さん



改札の前で待っていると、



「あれっ、永松さん」



約束したはずの人の声が聞こえて、顔を上げた。


葛木先輩だ!

でもあれなんだか、



「練習長引いちゃったから家で待っててって、メール」

「えっ」



ジャージ姿の葛木先輩は、バツの悪そうな顔をして、私をみた。


うそうそ、全然メール確認してなかった。

どんだけ浮かれてるの私。


慌ててメールを確認すると、


「ほんとだ、しかも2時間前に送っててくれてたんですね」


確かに葛木先輩からそのメール。



「急いで帰ってきて良かった、変に待たせるとこだった」

「ごめんなさい私、」