「あんたらの付き合う付き合わないとかを詮索するのはもう飽きたから、キスしてこい。わたしからは以上だわ。」
「はっキス!?」
由紀からの炸裂パンチにど肝を抜いた。
だってキスって、恋人同士がする口と口のあれでしょ!?
「うるさい紗季。葛木先輩とキスくらいもうしてるんじゃないの?」
「そんなあほな!!由紀はキスしたことあるの!?」
「そりゃそうでしょ」
そうだった、紗季、長尾先輩と付き合って2年以上経つんだった!!
迂闊っっ
「ほら紗季、よく考えて。葛木先輩に何かされるって考えながら1日を過ごすより、キスしてやるぞーって考えながら過ごしたほうが、強くない?」
諭すように由紀が笑う。
「それはちょっとちがうんじゃ」
「おだまり時定」
間にはいった時定君は秒殺で由紀にやられてた。