少し名残り惜しくて、 それでも、わたしもゆっくり起きて服を直した。 「今度いつ休みですか?」 お茶を手に取りながら、葛木先輩はなんでもないようにケロっとした顔でわたしに問う。 わたしもなんだか拍子抜けして、 「今週の日曜日はオフです」 なんて普通に返していた。 「甘い物でも食べに行きませんか」 「甘い物には、目がありません!!」 返事はもちろん賛成だ。 葛木先輩は嬉しそうに、決定。と頷いた。