葛木先輩と永松さん



「痛かった、、?」


「、、へ、、?」



間抜けな声が出た。

痛いことがあったのかどうかすらわからない。



「大丈夫でした、?」


よくわからないけど、とりあえずコクンと頷くと、葛木先輩はゆっくりと顔を上げた。


バチっと合う視線。

なぜか離せない。



「永松さんが、マネージャーを続けたいなら、うちの大学以外は嫌です」


今ふと思いました。


と、葛木先輩は突然訳のわからない事を言い放った。


特にマネージャーを続ける気はなかったけど、
嫌ですっというまるで駄々っ子のような言い方に、なんだかおかしくって

拍子抜けしてしまった。



「わかりました」


クスッと笑いながら、葛木先輩を見やる。


「でも永松さんがしたいことなら、全力で応援します」

「心強いです」



さっきまでの緊張感はなんだったのか、

その体勢のまま、普段通り話せちゃうのは可笑しいことだろうに。