葛木先輩と永松さん




本棚にはバスケの教本、あと漫画とか、いろいろ。

あまりおもしろくない。


タンスやクローゼットを開ける勇気はない。



待って本棚もう一回、卒業アルバムが、あるじゃな



「なにしてるんですかねえ」



卒業アルバムに伸ばしかけた手が、その声に止まった。



見つかった。




「あ、あー、お茶入れてくださったんですね、おかまいいりませんのに、おほほ」



なんだか完全に挙動不振になりながら、

私は元いた地べたに座った。



「なんで地べたなんですか」



お茶をローテーブルに置いた葛木先輩は、

半ば強制的に私の二の腕を持ち上げてソファへと誘した。