バスケ関西四大学の一つの大学に進学された先輩は、
もちろんその才能を生かしすぐにレギュラーになったらしい。
私は成南高校バスケ部マネージャーとして、受験を控えながら勤しむ日々。
先を歩く葛木先輩に追いつきたくて、
目標を探している。
「成南今年はどう?」
「時定君のキャプテンがすごく板についてて、いい感じですよ」
「へえ、また見に行きたいなあ」
「是非来てください!この間は長尾先輩が来てくれたんです!」
私達が待ち合わせするのは、学校近くのバス停。
そこから歩いて私の家まで送ってくれるのがいつものルート。
すぐに着いてしまうのがねっく。