ふう、と力抜けてバス停のベンチに座りこむ。
なんで私、葛木先輩に聞いてもらいたくなっちゃったのかな。
葛木先輩が、現役大学生だから?
そういうことにしておこう。
なんて考えてると、手の中にあった携帯が
ヴーヴー、と震えだした。
びくっと慌てて見れば葛木先輩の文字。
着信だ。
そりゃそうだあんな切り方したんだもん。
どうしよ、わわわ、
どうしよう。
携帯とにらめっこ、してる間に、着信が切れてしまった。
「わっ切れちゃっ、あっまたかかってきた!!」
二度目の着信、これはたぶん、
葛木先輩おこってる、、、!!!