「…り、鈴華ちゃん…」



「…あぁ、神谷さん。
どうしたの?鈴翔なら図書室に…」



「なんで、こんな事するの…?」



「……」





こんな事とはイジメの事だろ。


でも、水かけられた時は
バレないように変わりの制服と
バスタオル机とか鞄にコッソリ入れたり
してるし、

傷ついたら湿布とか絆創膏とか
同じようにしている。



それを知らないのは全員だ。
私しか知らない。





「…さぁ、どうしてだろうね」



「私が、嫌いになった?」



「……何か勘違いしてると思うよ。

私は、神谷さんも、氷龍も、
誰1人友達と思ってない。

だから、嫌いも好きもないよ」