■■■ 「…な、なぁ鈴華」 「何か」 「最近蛍の様子がおかしいんだが、 何か知ってるか?」 「…さぁ。私は知らないね」 鈴翔は普通に話しかけてくる…。 あの海の事もあってちょっと 気まずそうだけど、 バレるとヤバイし私は冷静を保つ。 私は今図書室で読書してるんだけど、 なんで鈴翔は私の隣に座って スマホを弄ってるんだろうか。 「読書しないなら教室に戻りなさい」 「嫌だ」 「じゃあ私教室戻るから。 教室戻りたくないならここにいたら?」 読んでた本を元あった棚に戻して 図書室を出た。