お兄さんに言われてマスクを取った。 …バレるでしょ。 「…まぁ。行こっか。 氷龍の倉庫まで僕が背負っていくよ」 「重いよ?」 「僕力持ちだから大丈夫。 喧嘩する前に傷口開いたら困るからね」 そう言われてしょうがなく、 私服姿のお兄さんにおんぶされて 裏口から病院を出た。 外は夜だから暗い。 電灯だけは光っていてその道を歩いて 氷龍の倉庫に向かった。 氷龍の倉庫についた私とお兄さんは 鈴翔達とまず会った。 「兄貴と………」 「あ、この子は助っ人だよ♪」 「名前は?」 「死神?」