その課長と二人きりでエレベーターとは…その上課長は私を【のりちゃん】と呼んでくれた。


このまま課長の声を何かで密封して帰りたい位だったが、バッグに入ってるお弁当のタッパにのりちゃんともう一度言ってくれませんかとは言え無かった。


当たり前だ!!私は、頭がおかしい。あ!コンビニの袋が一つバッグに入ってたからそれにのりちゃんと言って貰って袋をギュッと縛って持って帰ろうか?それとも
直ぐにシンナー中毒者のように袋を吸ってしまおうか?


やはり私は、頭がおかしい。


春だからか?冷静になれと深呼吸を繰り返したが静かなエレベーター内では深呼吸が意外に響いて驚いた。



まるで私が課長と一緒で興奮してあえいでいるみたいではないか!



まあ、興奮してるのだけど。


今北朝鮮がミサイル撃ってくれて課長と二人で死んでも良いとさえ思えた。


あー!頭がお花畑だ!!


オーマイガッ!!課長の名前を読者に知らせるのも忘れてる!!


宮沢太一課長だ。将来総理大臣になりそうな名前ではないか。

きっと課長が総理になれば北朝鮮のミサイルを一人で止めて拉致被害者も全員帰って来るだろう。



課長の髪は少し癖毛で短めにしていた。


スーツも特に悪目立ちしない紺のスーツだったが、いつもワイシャツは、綺麗にしてて有る女子社員がそれを聞いた所自分自身で洗ってアイロンをかけてるらしい。



私は、課長のワイシャツになりたい!!

アイロンでも良い!!