夢の中の君に、届け。





外に出たら出たで蒸し暑い。
わたしは学校も嫌いなうえに、学校のない休日は家でばっかり過ごしてる。

外に行くなんて滅多にないや。


だけど、学校帰りにいつもよる公園がある。
わたしにとって思い出深い公園。そこにはいつも寄っている。思い出したくないけど思い出したい思い出が、わたしには二つあるから。矛盾しているが、その思い出はとてつもなく儚く切ないもの。


あぁ、その曲がり角の先から話し声が聞こえてくる。
もう学校に着くのか。憂鬱でしかない。




今日は限りないほどの晴天で、わたしの心とは真逆だった。