好きならば、叫ぼうじゃないか。
恋愛(ピュア)
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柏木 あや/著
- 作品番号
- 1371985
- 最終更新
- 2016/10/09
- 総文字数
- 6
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 4
- いいね数
- 0
「たとえ、君の声が聞こえなくとも」
『たとえ、あなたに声が届かなくとも』
────この想い、消さなくてもいいのだろうか。
偶然曲がり角でぶつかったあの人は、
『あっ、すみません』
「………」
わたしの通ってる高校の、転校生でした。
『わたし三枝陽香。あなたは?』
「………」
「転校生くんね、耳が………聞こえないらしい。生まれつきだから、喋ることも出来ないんだって」
日々を過ごしていくうちに、陽香は手話を覚え、転校生とどんどん仲を深めていく。
そして陽香の想いは、恋へと変わっていった。
『好きっ……好き。大好き…っ……!』
「…あ…りが…と………」
『うん、バイバイ』
恋をするって、こんなに大変なんだね。
苦しくて辛くて切なかったけど、楽しくて嬉しくて幸せだったよ。
あなたも、おんなじだといいな。
ありがとう。
《好きならば、叫ぼうじゃないか。》
2016.9.30
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