学校はなんでこんなにもつまらないんだろう。
どうして学校に行かなければならないんだろう。
義務教育なんて決まり、どうしてできたんだろう。


あぁ、いつもこうだ。
浮かんでは出てくる疑問は、言い出すと止まらない。
けれどその疑問はどれも解決出来ないものばかりだ。


なんでわたしは生まれてきたんだろう?
なんて、こんな疑問が出るわたしはわたし自身疑問の塊なんじゃないかと思う。


いつからだろうか。自分自身を否定して、周りに踏み込まないで、どこか一線を引くようになったのは。


あぁ、お兄ちゃんが今のわたしを見たら悲しくなるに違いない。ごめんね、お兄ちゃん。でもね、変わってしまった今の自分は、多分もう元には戻れないと思う。


最近は夢から覚めるのも疲れてきた。
ずっと夢の中でもいいかなと思う。
だって夢の中はいつもわたしの自由だから。
好きなように出来て好きなように過ごせる。周りに縛られる現実世界とは真逆だ。

そんな夢の中でわたしは、『わたしだけがいない世界』の夢を見た。