あの日、ちっぽけだったわたしを君が見つけてくれた。


一瞬だったけど、わたしを暗闇から連れ出してくれた。



あの日は抜けるような青空と暑い日差しが、わたしたちを照らしていた。





『僕が、実琴の初めての友達になってあげる』



そう言った君は、この世界の教科書のような笑顔をわたしに向けてくれた。







君は今、どこにいますか?



もしも願いが叶うなら、わたしはまた君に、会いたいです。