男の子だもんね、舜君とシンさんの分は多めに作っておいてよかった。 お皿に盛り付けて、テーブルに並べる。 舜君も手伝ってくれたおかげですぐに用意は終わり、向き合ってテーブルに座る。 「いただきます」 座るやいなや、すぐさま手を合わせてハンバーグにお箸を伸ばす舜君。 私はドキドキしながらその反応を待って、じっと見つめた。 パクッ。 「…うっまい…、幸せすぎる…」 よ、よかった…。 お世辞でも嬉しいことを言ってくれる舜君は、本当に美味しそうに食べてくれて、こっちまで嬉しくなる。