お母さんの新しい配属先にシンさんがいて、2人とも一目惚れだったとか…。
同じ境遇、立場、そして子供である私達が同い年だったこと、全てに運命を感じ、出会って半年で再婚を決めた。
営業部で毎日大変なようだけど、お互いの存在が支えになっているみたい。
凄く…素敵な関係だなぁ…。
今日もお疲れだろうから、帰ってきたらすぐにご飯の用意をできるようにしておこう。
「よーし、完成」
「マジで?親父たち帰ってくんの遅いだろうから、先に食べよ」
「その方がいいかな…?」
「うん。つーか俺の腹が限界、な?食べよ?」
う…可愛い…。
舜君がキラキラした目で私を見るので、そんなにお腹減ってたんだね…と頷いた。

