【完】クールな彼とルームシェア♡



タメ口、かぁ…。



「が、頑張るっ…!」


「うん、頑張って」



舜君はそう言って、フッと笑った。


何時からだろうか。


同い年でも年下でも、男の人に対しては敬語を使うようになっていた。



「あの、ね…私、男の人が苦手で…」



どうしてそんな話をしようと思ったのかはわからないけど、自然と私は、自分の話を始めていた。



「男の人と喋るのもしんどくて、いつの間にか敬語で話すように、なっちゃって…」



急にこんな話しても、舜君困っちゃうんじゃないかな…?


そう思うのに、どうしてか舜君には話したいと思ったんだ。



「でも、舜君は…苦手じゃないよ?舜君は…私が苦手な男の人たちとは違うから…。舜君は、特別」



舜君の反応が少し怖くて、下を向く。