【完】クールな彼とルームシェア♡



「私1人じゃカート借りないと帰れなかったです…助かりました」



笑顔を向ければ、舜君が何故か手で顔を覆った。

…?



「舜君?」


「あー…なんでもない。気にしないで」



…どうしたんだろう?


変な舜君…



「つーかさ、ずっと思ってたんだけどなんで敬語?」



唐突にそんなことを聞かれ、ビクッと反応する。



「同い年だろ?」


「あ…はい」


「ほら、今も敬語。タメ口でいいって。ていうかタメ口にして」



そんな…急に言われても…。


困って黙り込むと、じーっと見つめられて居た堪れなくなる。