【完】クールな彼とルームシェア♡



「その代わり、これからは絶対に1人で帰るなよ?俺と一緒に登下校な?わかった?」


「うん!」



大きく頷き、微笑みを浮かべた。



「じゃあ、帰るか?」


「はいっ」


「歩けるか?」



立ち上がった私を見て、心配そうに眉を控えめに下げる舜君。


その姿が少し可愛くて、思わず笑みがこぼれた。



「ふふっ」


「なに笑ってんの?」


「舜君、過保護なお父さんみたい…ふふっ」


「…あっそ」


「きゃっ…!舜君!?」



な、何っ…!


突然身体が浮き…というものの、舜君が先程同様私を抱きかかえたのだ。