「その代わり、これからは絶対に1人で帰るなよ?俺と一緒に登下校な?わかった?」 「うん!」 大きく頷き、微笑みを浮かべた。 「じゃあ、帰るか?」 「はいっ」 「歩けるか?」 立ち上がった私を見て、心配そうに眉を控えめに下げる舜君。 その姿が少し可愛くて、思わず笑みがこぼれた。 「ふふっ」 「なに笑ってんの?」 「舜君、過保護なお父さんみたい…ふふっ」 「…あっそ」 「きゃっ…!舜君!?」 な、何っ…! 突然身体が浮き…というものの、舜君が先程同様私を抱きかかえたのだ。