あの短時間に写真まで撮ったんだ…と感心せざるを得ない。
確かに、凄く怖かったし、感触を思い出しただけでも鳥肌が立つほど気持ちが悪い出来事だった。
でも…
「偽善かも、しれないけど…あの人にも家庭があるんじゃないかって…それを私が壊したくはないし、少し触られただけだから…今回は何もしないってことには…出来ないかな?」
同情しているわけではない。
ただ、今回は、舜君が助けてくれたから…だから、もう許そうって思うんだ。
どこか納得いかない表情で、溜息混じりに息を吐いた舜君。
「…ま、つぼみならそう言うと思った。…俺は社会的に抹殺してやりたいけど、今回だけはつぼみの言う通りにする」
「ありが、とうっ…!」

