そんなに優しくしないで…という気持ちの反面、彼の優しさに、惹かれてしまいそうな私がいた。
…ん?惹かれ…?
…って、違う!
しゅ、舜君とは、家族になるわけで…
『姫と王子が付き合い始めたって!!!』
…そうだ、それに、舜君には付き合ってる子がいるかもしれないんだよ…。
チク、と、何かが心臓に刺さった気がした。
って、ダメダメ!
舜君がいくらかっこよくて王子様みたいで、優しいからって…好きになんてなるはずないよ!
正気になれ、私〜!
頬をパチッと叩き、謎の気合を入れた。
「さっきのやつ、どうする?警察に届けるか?写真押さえたから、つぼみに任せる」
言いにくそうに、けれども真剣な表情の舜君。

