てっきり混んでいるのは朝だけだと思っていたけれど、誤算だった。
帰りは帰りで、帰宅ラッシュというものがあったのを忘れてた…学生服の密度が高い。
でも…朝ほど混んでいないから電車には乗れそうっ…。
乗車する電車が到着し、人波に流されながらも無事に乗れた。
壁際の手摺につかまり、今日の献立を考える。
せっかくだから、舜君とシンさんが好きなものを作りたいけど…朝、二人の好みを聞いておくんだった。
お母さんは甘いものが好きだから、いつも休日にお菓子を作っている。
ぎゅーぎゅーと後ろから押されながら、息苦しさを紛らわすよう手摺にきつく掴まる。

