勘違いまでは、しないけど…舜君ってば、悪い男だ…。 両手で頬を包むように覆い、邪念を払うように心を落ち着かせた。 なんとか顔の熱が引いてきて、教室に入ろうかと思った瞬間、何者かが私に飛びついてくる。 「ちょっと!!!!どうなってんのよおお!!!!」 その正体はサキちゃんで、顔を強張らせて私に迫ってきた。 「え、さ、サキちゃんっ…!どうしたの!」 「どうしたのじゃないわよ!!!!なんで王子と登校してんのつぼみ!!!!あんたたち朝から凄い騒ぎになってるわよ!!!!」