焦ったような声色でそう尋ねてきた舜君に、恥ずかしくて顔が上げられない私は2度首を縦に降る。 う〜、今絶対、顔真っ赤だ…。 鏡を見なくてもわかるほど、赤く染まっているだろう私の頬。 ずっと俯いて下ばかりを見ていた私は、気づかなかった。 私と同じように、舜君も顔を赤くして視線を逸らしていたことをーー。 『〇〇駅、〇〇駅でございます』 私たちが降りる駅のアナウンスがなり、漸く満員電車から解放された。 顔の熱も引き、人混みから抜け出した頃に舜君を見る。