「舜君…」 「ん?」 「これ…よかったらお弁当作ったんですけど…い、要らなかったら食べなくても大丈夫なので、あの「まじで?」 お弁当を渡し忘れていたと思い、恐る恐るいろんな言葉を付け足して渡すと、舜君が心なしか目を輝かせて私を見た。 「ありがと。ガキ臭いけど、弁当とか憧れだったし…つぼみの飯凄い美味かったから嬉しい」 舜、君…。 まさかそんな風に言ってもらえるなんて…。