暗闇の中、見える舜君の姿は私に背を向けている。
今日は、おやすみのキスもしてくれなかった…。
「しゅ、舜君…?」
「ん…?」
もぞもぞと音を立てながら、私は舜君に近づいた。
「今日は…おやすみのキスしないの…?」
いつも、舜君からしてくれたのに…。
習慣のようになってしまったそれが無くて、なんだか寂しい気持ちになる。
「………今日はしない」
「どうして…?」
「〜ッ、つぼみ、もうちょっと離れて」
舜君がいつまでも背を向けて、こっちを見てくれないのが寂しくて背中に抱きつくと、ビクッと身体を震わせてそんなことを言う舜君。

