「それは全然いいんだけど、1泊どのくらいするの?」 貯金はしてるけど、高いホテルだったら大丈夫かな…? 「いや、そんな心配しなくていいよ。俺短期でバイトとかしてるし、夏とかがっつりしてたから」 「え、そんなの悪いよ…」 「彼女にお金払わせるなんてカッコ悪い真似、俺にさせないで、な?」 舜君の押しに負け、私は頷いてしまった。 「それでさ、日程なんだけど…」 少し言いにくそうに、舜君が口を開ける。 「記念日の日とか、どう?」 照れくさそうに眉の端を下げ、舜君は見つめてきた。