え!ど、どうしたのっ…!
「だ、大丈夫ですかっ…!お茶どうぞ!」
「ッ、ありがと…」
「もう舜、ちゃんとよく噛んで食べなさい」
「ふふっ、シンさん、今のお父さんっぽいわぁ〜」
なんだか、忙しない朝。
ううん、違う。
とても賑やかで、楽しくて、幸せな朝だ。
そう思わずにはいられない程に、私たちは笑顔に包まれていた。
「…ごちそうさまでした」
「あー、美味しかった!ありがとうつぼみちゃん」
「いえ、こちらこそ喜んでいただけて嬉しいですっ…」
流石男の人は、ご飯を食べるのが早い。
私が半分程たべ終わった時に手を合わせた舜君とシンさんに、思わず感心してしまった。

