「…ありがとう。全部俺に任せとけ」



舜君は、嬉しそうにそう言って笑った。






「おかえりなさい、2人とも」


「ただいま」



家に帰ると、2人が笑顔で出迎えてくれた。



「親父、マスミさん」


「どうしたの舜君?改まって…」


「話があります」



私はそう言って2人を真っ直ぐ見る舜君を、横目で見つめた。



リビングのソファに、テーブルを囲むよう座る。


2:2で、私の隣に舜君。お母さんの隣にシンさん。



「なんだい、改まって話って…」



不思議そうにそう言ったシンさんに、舜君はいつもよりも背筋を伸ばして、口を開いた。