「どうして?」 耳元で優しく囁けば、つぼみは俺の服をぎゅっと掴みながら、覚束ない口調で言った。 「しゅっ…君のこと、好き、っ、だからっ…」 ドクッと脈を打ち、全身の血の巡りが速くなる。 「別れたく、なぃっ…」 あー…、俺のバカ。 「ごめんな…泣き止んでつぼみ」 堪らなくなって華奢な身体を引き寄せ、強く抱きしめる。